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コラム2026.9.22
クボタのトラクターKL(キングウェル)シリーズについてまとめてみました
こんにちは、秋葉です🍁🍁
今回は、クボタの人気トラクター「KLシリーズ(キングウェルシリーズ)」について解説します。
ひと口に「KLトラクター」といっても、初期型と後期型では機能や装備が大きく異なります。
「中古でKLシリーズを探しているけれど、型式が多くて違いが分からない」
「KL27、KL270、KL315、KL3450、KL34R……数字やアルファベットの違いは何?」
そんな方に向けて、KLシリーズの歴代モデルと、それぞれの特徴を分かりやすくご紹介します。
中古トラクター選びの参考になれば幸いです。
↓KL24R
こんな方におすすめの記事です
- クボタで20~60馬力の中古トラクターを探されている方
- 快適に農作業できる中古トラクターを探されている方
- 人気の中古トラクターを探されている方
- KLシリーズのトラクターを網羅的に知りたい方
こんな方には向いていないかもしれません
- クボタのトラクターは好かん!という方
- 人とは違うトラクターを求めている方
- 「とにかく動けばOK!」という価格重視で中古トラクターを探している方
KLシリーズ(キングウェルシリーズ)とは?
KLシリーズは、GLシリーズの後継として登場した、クボタを代表する中型トラクターシリーズです。
20~60馬力クラスを中心にラインナップされ、日本のプロ農家をはじめ、耐久性・機能ともに優れたトラクターとして幅広い農業現場で使用されてきました。
しっかりとメンテナンスされてきた車両であれば、アワーメーターが6,000時間を超えても活躍している個体があり、現在でも国内外の中古市場で流通しています。
使用環境や作物にもよりますが、1ha(1町)程度から数10ha規模まで、幅広い農業現場で活躍してきたシリーズです。
① キングウェル
KL+数字2桁(KL27・KL30など)
1999年-2004年販売
KLシリーズの初期型となるキングウェル。
GLシリーズから基本性能を受け継ぎながら、電子制御や表示機能などが進化しました。
主な特徴
・デジタルのメッセージ表示部を採用
・アワーメーターをデジタル化
・異常などの情報を日本語で表示
・「2WD・4WD・倍速・AD倍速」の駆動方式をボタンで切り替え可能
従来のレバー操作からボタン操作へと進化したことで、操作性も向上しています。
☆GLシリーズから正統進化を遂げた、当時のハイテクトラクター!
↓デジタルメーター
②ニューキングウェル
KL+数字2桁+0(KL270・KL330など)
2003年-2007年販売
続いて登場したのが「ニューキングウェル」です。
個人的には、この世代からロゴもスマートになった印象があります!
主な特徴
・「ワンタッチ耕うんモード」を搭載。モンロー、オート、バックアップ、オートアップ、AD倍速などをまとめて設定可能に
・ハザードランプを装備
・フロントサイドライトを採用
・小馬力クラスにもハイスピードモデルが登場
ハイスピード仕様は「KL210H」のように、型式末尾に「H」が付きます。
小型クラスでも高速走行に対応したモデルが登場し、圃場間の移動が多い農家さんにとって利便性が高まりました。
☆「KLシリーズといえばニューキングウェル!」という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。現代の高機能トラクターにつながる基本装備が充実したシリーズです。
↓ワンタッチ耕うんモード
③グランドキングウェル
KL+数字2桁+5(KL315・KL345など)
2007年-2009年販売
グランドキングウェルでは、特にキャビンの快適性が進化しました。
主な特徴
・キャビンの視界を改善
・室内の開放感を向上
・静粛性を向上
・エアコン性能を向上
・「あんしんPTO」を搭載
「あんしんPTO」の採用により、PTOの回転を素早く停止できるようになりました。
また、作業機上昇時にPTOの回転を停止させることで、枕地旋回時などの安全性向上にもつながります。
☆KLシリーズでキャビン仕様を探している方なら、ぜひチェックしておきたいシリーズです!
↓あんしんPTO
④キングウェルフィフティ
KL+数字4桁(KL3450・KL3950など)
2009年-2011年販売
「キングウェルフィフティ」は、クボタのトラクター発売50周年を記念して登場したシリーズです。
主な特徴
・トラクター発売50周年記念モデル
・グランドキングウェルから馬力・排気量をアップしたモデルをラインナップ
・販売期間が比較的短く、中古市場でも希少
流通台数が多くないため、中古市場で見つけた際にはグランドキングウェルとあわせて比較してみるとよいでしょう。
☆グランドキングウェルを検討している方は、キングウェルフィフティも要チェック!
⑤キングウェルR
KL+数字2桁+R(KL27R・KL34Rなど)
2010年-2016年販売
キングウェルRは、21~34馬力の比較的小さな馬力帯を中心としたシリーズです。
この世代になると、快適性や操作性がさらに向上しています。
主な特徴
・21~34馬力をラインナップ
・キャビン仕様ではオートエアコンを採用
・大画面液晶「ウェルナビ」を搭載。車速、燃費、エンジンオイル交換時期などを分かりやすく表示
・「おまかせオートアップ」によりオートアップ機能がさらに使いやすく進化
・サスペンションシートを採用し、乗り心地を改善
・純正ロータリーに「ミラクル反転爪」を採用し、すき込み性能を向上
・パワクロ仕様には「SGパワクロ(第二世代パワクロ)」を採用。乗り心地や、パワクロの耐久性がアップ!
従来モデルと比較して、作業性能だけでなく「乗る人の快適性」もかなり意識されたモデルになっています。
KLシリーズの中でも中古市場で人気のある世代です。
☆KLシリーズの低馬力帯を検討している方には、ぜひチェックしてほしいシリーズ!
↓ウェルナビ
↓オートエアコン

⑥ゼロキングウェル
KL+数字2桁+Z(KL31Z・KL40Zなど)
2011年-2015年販売
KLシリーズの最終世代となるのが「ゼロキングウェル」です。
31~58馬力クラスを中心にラインナップされ、現在のトラクターにもつながるさまざまな技術が採用されています。
主な特徴
・KLシリーズ最後の世代
・31~58馬力クラスをラインナップ
・キングウェルRシリーズと同様の広い室内空間
・電子制御コモンレール式エンジンを採用。燃費・静粛性の向上
・デュアルドライブトランスミッションを採用。変速ショックを低減し、オートマチック感覚で変速可能(デュアルシフト仕様)
・Eクルーズを搭載。エンジン回転数を200rpmずつ上下できるようになり、燃費が向上(デュアルシフト仕様)
・操作系のスイッチが右側に集中配置されたことで、操作性が向上(デュアルシフト仕様)
・SGパワクロ(第二世代パワクロ)を採用したモデルをラインナップ
特に注目したいのが「デュアルシフト仕様」です。
従来のトラクターと比較して変速操作がしやすく、作業時の操作性が大きく進化しています。
一方で、デュアルシフトモデルとUシフトモデルでは操作方法が大きく異なるため、中古車を購入する際には仕様を確認しておきましょう。
☆後継となるSLシリーズにもつながる機能を備えた、KLシリーズの集大成ともいえるモデルです!
↓デュアルシフト
↓Eクルーズ
KLシリーズは世代によって大きく違う!
いかがでしたでしょうか。
「KLシリーズ」とひとまとめにされることも多いですが、実際には世代によって装備や操作性、快適性が大きく異なります。
大まかに整理すると、
①キングウェル(KL2桁)1999年-2004年
→ GLシリーズから電子化・高機能化
②ニューキングウェル(KL2桁 + 0)2003年-2007年
→ 作業機能・操作性がさらに充実
③グランドキングウェル(KL2桁 + 5)2007年-2009年
→ キャビンの快適性や安全性が向上
④キングウェルフィフティ(KL2桁 + 50)2009年-2011年
→ 50周年記念の希少なシリーズ
⑤キングウェルR(KL2桁 + R)2010年-2016年
→ 低馬力帯を中心に快適性・操作性が大きく進化
⑥ゼロキングウェル(KL2桁 + Z)2011年-2015年
→ 電子制御やデュアルシフトなどを採用したKLシリーズ最終世代
という流れで見ると、それぞれの違いが分かりやすいと思います。
中古トラクターは、年式や馬力だけでなく、「どの世代なのか」によって使い勝手が大きく変わります。
また、同じ型式でもキャビン・パワクロ・ハイスピード・変速方式などによって仕様が異なる場合がありますので、購入前には実車の装備や仕様を確認することをおすすめします。
この記事が、クボタKLシリーズの中古トラクター選びの参考になれば幸いです。




